免疫力活性効果

第三者機関にてくず餅乳酸菌の
免疫細胞活性効果が証明されました。

免疫ってなに?

私たちの身体は、常に様々な病原体や毒素にさらされています。それら病原体や毒素から身体を守るしくみ(≓抵抗力)のことを免疫といいます。身体のなかでは、日々様々な免疫細胞が複雑に協力しあって働き、私たちの健康を支えてくれています。

しかし、加齢やストレス、生活習慣などにより免疫力は低下してしまいます。免疫力が下がると病原体などと対抗できなくなり、感染症などの疾患に罹患しやすくなります。

免疫のしくみ

免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」があります。

自然免疫は身体に元々備わっているもので、身体に入ってきた病原体に対してすぐに働きます。働く細胞には、NK細胞、樹状細胞、マクロファージなどがあります。

一方、獲得免疫は身体にはいってきた病原体の情報を得て「抗体」をつくってから働くため、反応は遅いですが強い抵抗力を持ちます。B細胞、T細胞などが働きます。

免疫細胞は腸管にたくさん存在するため、腸内環境を整えることで免疫力がアップすることが最近の研究でわかってきました※1。乳酸菌は腸内環境を整えます。

※1:Morita N,et al. Naturevolume 566, pages110–114 (2019) 

くず餅乳酸菌が
免疫細胞(マクロファージ)の
活性をあげることが示唆されました。

身体にはいってきた病原体に一番最初に働く自然免疫において重要な役割を果たすのが大食細胞や貪食細胞とも呼ばれる「マクロファージ」です。マクロファージは病原体を取り込んで消化します。マクロファージの働きが活性化されると免疫力も高くなります。

そこで、くず餅乳酸菌が免疫力を高めることを確認するために、マクロファージ様細胞※2をくず餅乳酸菌が存在する状態と存在しない状態で培養してその様子を観察しました。

※2:THP-1細胞(ヒト単核由来細胞。薬剤(PMA)刺激によりマクロファージに分化する培養細胞)

試験1 免疫細胞の貪食の様子の観察

 

くず餅乳酸菌無添加

くず餅乳酸菌5%添加

10時間経過後の様子

マクロファージ様細胞の様子を撮影。細胞が異物※3を追いかけ回しながら貪食している(≓病原体を食べて消化する)様子がうかがえます。貪食された異物が多ければ多いほど細胞内が赤く光ります。
最初はそれほど変化がなかったのが、くず餅乳酸菌を5%添加したほうが貪食している細胞が多く、かつ細胞の移動速度も速い様子が確認されました。

※3:ザイモサイン(いわゆる毒素の一種で酵母の破片。免疫細胞から異物として認識されるため、免疫の研究で標識として使われます)

試験2 免疫活性度の変化

 

免疫細胞に刺激※4を与えるとTNFα※5というたんぱく質が放出されます。
このたんぱく質の量の違いにより免疫活性度をはかることができます。

※4:LPS(細胞壁に含まれるリポ多糖。免疫細胞によって毒素として認識される)
※5:炎症を誘導するたんぱく質。マクロファージの活性を示す指標となる

上記の試験により、
免疫細胞(マクロファージ)が
くず餅乳酸菌の添加により
活性化されている

ことが確認できました。

くず餅乳酸菌の作用で免疫活性があがることが試験によって証明されました。
実際にヒトの身体の中では、これとはまた別のアプローチでもくず餅乳酸菌によって免疫が活性化していることも考えられます。
今後もいろいろな視点から、くず餅乳酸菌の免疫活性力を検証していきたいと思います。

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